ZAZENBOYSのですね、アルバムが来年出るのですよ。それに小躍りしたらどんどんステップが早くなって足下マシンガンで狙われています、ちう具合のライブスケジュールまで発表されておりました。そりゃもう、両手を広げて、どっひゃー、という具合に。口の中にどっひゃーって手書き文字入る具合に。長い期間、数多くの場所が記載されております。テナーにも参加している日向氏の頭が、振りすぎで抜けないことを祈るばかり。そしてチケット取れることも祈るばかり。あと仕事が早く終わるこ(以下略)。
歌を唱う、と言うことについて話をしていた時に、ふと相手の口からNUMBERGIRLの話が出て、何となくふわふわとその楽曲を口ずさんでいたら急に何だかライブが見たくなりまして、でももう見られんワケで。それを考え始めると私は悲しくなってくる、という話から、解散に至った経緯がどのようなモノであったか、解散のライブに行って泣いていた人はいたのかどうか(泣きました)、解散後それぞれメンバーはどのようになったのか、という話題を一方的に私が喋り続け、ZEPPの後のオフ会に参加していたとある二人はそのオフ会で出会って今もう結婚しているのだとか、私がこのハンドルを使い続けているおかげでとある場所でそのオフを主催した青年と再会したのだとか、何かもう思い出までもが大放出。
あれから二年も経ったのか。
私はその間何だか分からないままに音楽を聴き小説を読みモノを喰らい酒を呑み煙草を消費しだらだらワケもなく歩き、そのうちZAZENBOYSが本格的に活動を初めて再びライブを見に行くようになり、NUMBERGIRLと明らかに方向の違う楽曲に恐れ入り、打ち震えていたというのに、それでも何だか人生面白くねえなあとか、どうして自分は楽しんでいる自分を演出しているんだろうなあとか、人生は緩くて長い坂道を死に向かって下って行くだけなのだとか、思いながら荒みながら、酒の力で浮上するような生活しておりました。別にアル中だったわけではないが、そう取られてもしょうがない呑み方を続けてましたね。なんでナンバガから自分語りまで話が飛躍するのやら。
酒の力を借りて、それでもその直感のまま、ほろりと放った言葉が、私の行き先を変えてくれる力を持つ。そんな事もあるのかと未だに不思議に思うようなことが、この八月に起こりました。
転がり落ちた分の坂道を、ゆっくり立ち上がり、逆送し、転落地点かその近くまで戻って、しっかり先を見つめて歩くのだ。と、今決めた。独りじゃなければ何だか出来そうな気がするのだよ。