逆柱いみり展 怪獣町内会長
金曜日に半休を取って行ってきました。ビリケン商會さんに行くのは二度目。前回と同じく骨董通りを歩いて、道が合っているのかどうか不安になる頃にギャラリーを発見。
リンク先の写真で見る限りだとそうでもないですが、コントラストの強い色遣いが頭突き抜けるほどに目に刺さる。それでいて細かい描き込みもきっちりしているので、じっと向かい合ってとっくりと絵を見ていると、ぐわんぐわんしてキテ非常によろしくない。よろしくないけど、釘付けになって動けない。
失礼な言い方になるかもしれないけれど、逆柱さんのイラストはどんどん上手くなっている。それは絵の構図とか、描き方とか、いろいろ工夫されておられるからだろうとは思うけど、なによりも、きっと楽しんで絵を描いているに違いない、と思わせるほどの偏執狂的な描き込みが、よりいっそう深くなっている所に現れている。夢ン中の風景。しかも悪夢に近い。それでいて引き寄せられる醜悪さ。猥雑さ。どこか不安な、歪んだ構図。正直気持ち悪いけど、目を背けつつも見てしまう。けどそれってきっと、作者の脳内風景がぽんっとさらけ出されているからなんでしょうね。
平日の昼間と言うこともあってか客は私以外いず、さほど広くないギャラリーを、ぐるぐると30分ほど見ておりました。幸せなり。